はるなつあきふゆ

営業畑で生きる既婚30代、一児の母の日記。

【エッセイ】人にお願いできない・頼むのが苦手な私が交渉力を磨くまでのお話。

はるはちまきです。

なんか強そうなタイトルつける割に自分語りが多くなっちゃいますね…笑

とはいいつつ、誰かに対し発信する力もつけたいところ。

 

今回は、上手に人に頼み事ができない私が営業を通して学んだ

交渉力のお話をしたいと思います。

 

 

営業の中でも、ただ物を売るとか、契約をもらうとかだけでなく、

物事を前に進めるための折衝や交渉は特に難易度が高いと思います。

 

相手に要求を受け入れてもらうこと、

自分のお願い通りに動いてもらう工夫、

対立を解消し、双方満足できる案を見出すこと、

どれも日常当たり前のように人に対して行う機会がありますが、

人に物を頼むのが苦手な人も多いんじゃないでしょうか。

私はめちゃくちゃ苦手です。

 

なんせ痩せ我慢してきた長女気質ですし、

甘え下手で神経質で、自分のことで一杯一杯になってしまうんですよ。

でもそれじゃやってけないことの方が多い気がして、

そういう悩みを少しでも解消して成長したいと思い、

お願いを行うのが仕事である営業職に、安直に就くことにしました。

 

そこで少しずつ頼ること、人に動いてもらうこと、

双方満足いく結果を作ることができるスキルを磨いていこう、と。

しかし、当然のことながら、ただ場数を踏んだからといって、

すぐに交渉力が身につくわけではありません。

 

残念なことに、その会社で学べる交渉のテクニックやノウハウは、

あまり「いい営業」手法とはいえず、弱みに漬け込み強みを利用し、

まるでだますかのように都合の悪いことは伝えず、

ゴリ押しして相手にイエスと言わせたもんがちというような酷い物でした。

もちろんそうでない形で営業ができている人も居るのですが、

もともと備わっているその人の能力によるところが多く、

ないものをここで身につけようとしている自分にとって会社の方針は厳しいものでした。

 

生保の営業だったので、病気や死へのリスクを煽り、

支払いの仕組みや資産形成効果は最低限のお話のみ、

あとは義理と人情とプレゼント、という、

なんともがめつい営業が許されるというか主に強制される社風でした。

 

母数が多いマーケットだったので、成績こそそれほど困らなかったものの、

数字に追われプレッシャーもある中での営業活動で、

自分の利益ばかり追求し、また追及する人々に囲まれ、

視野の狭い私は手探りで真っ当な交渉力のノウハウを磨く術がなかったので、

これでは根本的な成長に結びつかないと思い、別の会社への転職を決めました。

 

次の会社では、数字に追い立てられることが少なく、

社員の雰囲気はわきあいあいとしていて、会社の研修制度が充実していました。

その中でどのような自分になりたいか、会社をどうしていきたいかを話し合いながら、

お互いに本を読んだり、勉強会をしたり、ミーティングで意見を出し合ったり…

ああ、営業力はこうやって能動的な人々の動きで磨かれていくんだなと感心しながら、

ここへきて初めて自分が本当にやりたい交渉力のトレーニングができることに気づきました。

 

遠回りに思えても、目先の利益に飛び付かず、

人間性を磨いて信頼を得られるような営業、

自分本位ではなく相手にもそうしたいと思ってもらえる何かを伝えられることで、

人に動いてもらえる営業になれそうな気がしました。

ノウハウやテクニックについては、本や動画で学んだことをここで随時だしていきますが、

ブログについては、ひたすら自分の思うままに好きなことを書こうかなーと思います。

 

お読みいただきありがとうございました。