はるなつあきふゆ

営業畑で生きる既婚30代、一児の母の日記。

【感想】プライドレスを読んだよ!

はるはちまきです。

藤森慎吾さんのプライドレスを読んで、とても面白かったので記事にしますね!

 

 

全体通しての感想としては、軽すぎず重すぎず、とても読みやすい本でした。

読書が苦手な私でも3時間くらいで読み切れてしまって

届いた本を1日で疲れを感じることなく読んだのは初めてかも?

 

藤森さん、見た通りの印象で素直で真っ直ぐに育ったんだろうなぁ。

元々のチャラさや末っ子特有の器用さや人懐っこさ、

色々な面で運が良かったとも言えるけど、

身の回りの状況を好機として活かし続けるところに彼の才能があると思いました。

物事の捉え方とか、気の持ちようがちゃんとしていてシンプルに尊敬!

 

当たり前のことを当たり前のようにやれることってすごく大事なんですよね。

歳を重ねるほどにそればかりが本当に人生の大部分を占めてるなって思うんですけど、

わかっていても言い訳してできない人がたくさんいる中で、

スレずに真っ当に、与えられた課題をちゃんとこなしてきた彼の話は

スッと入ってきます。

 

印象に残ったなーっていう言葉をあげていくと、

(基本あっちゃんが言って引っ張られてなんだけど)

 

 授業の一環としてただこなしていたら、何も起こらないまま一年が終わる、

 そこにいるうちに何かを学べればいいと言った気持ちでいてはいけない、

うかうかしてたらあっという間に一年が終わるぞ!

 

→ほんまこれ大学入学の時にも教授に言われたけどその通りです

 理由はなんでもよくて、始めて一生懸命やってくうちに

 後からかけがえのないものがついてくる、ってのをよく思うんだけど、

 結局そうだとしても目標は必要なんだよね。

 あと「一生懸命」やらないと意味がない。

 

 

ゴールはこれ、と最初に決めつけてしまって、その目標設定に束縛され、

そこに近づけなくて苦しみまくると言うありがちなパターン。

 

→と言ってる側から目標設定による弊害にもきちんと苦しめられていて草

 目標に近づけない、近づこうとしてたら想像以上の落とし穴があった、

 到達した後喪失感やその後の道がわからず翻弄される、

 どんなふうにしたって人って壁にぶち当たるわけです。

 そして彼は見事に乗り越える。

 

補い取り繕ってもあまり意味がない、長所やオリジナリティをいかに伸ばし、

最大限発揮できるかが勝負、そうやって前向きに進むと、

自分の活かしどころや伸ばしどころがわかってくる

 

 →意識高い系のビジネス本や動画でも度々各所で話題に上がるけど、

 苦手な分野より得意な分野を伸ばすことってすごく大事で、

 彼はそうやってポジティブに仕事を掴みにいく姿勢をしっかり持ってたんだなって。

 私は苦手にばかり目が向いて、少しでも平均値を目指そうと

 ネガティブな仕事の仕方に取り組んでた。甘えるのできないからなんだけど。

 藤森くんは人に弱いところも見せられるし

 甘えるのも得意だから自然とできるんだろうなぁ。

 

この本を通して、藤森くんは一貫して自分の身の回りの人への感謝を

大袈裟なくらいに言葉にしていて、そこに彼の生き方の軸が見えた。

甘えるし、できないし、自分がないけどそれを受け入れて、その分人に感謝する。

そして人についていき、引き立たせて自分らしさを発揮する。

なるほど、人を尊重して、尊敬して、貶すこともなく

上手に全体の雰囲気を気持ちよくしていける能力っていいなぁ。

それだけじゃなかった時期もあったみたいだけど、それも含めてちゃんと学んでて。

 

本の中で人を悪く言ったり、人の汚い部分が見えたりとかそんなことも一切なく、

読後はなんだか爽やかで微笑ましくて、心地の良い気持ちになります。

私も人に感謝しよう、優しくしよう〜って。

 

Amazonのレビューで、

すごく強い個性がないと生き残れないみたいな風潮が強まる中で、

個性の集団を穏やかに感謝しながら気持ちよさそうに波乗りしてる感じがした。

抜きんでる人か淘汰される人かのどちらかしかないって感じるこれからの世の中を、

穏やかに楽しく、自分らしく生き抜くためのバイブルになりました。

とあって、 とても共感しました。

他の本にもあるようなビジネスパーソンや人として大切なことが

たくさんちりばめられていて、豊かな心を持った人間になりたい私には

とてもいい本でした!

 

これは売るのもったいないから取っとこうかな。妹に貸したいな。

 

ぜひあなたも手に取ってみてください!

 

ありがとうございました。