はるなつあきふゆ

営業畑で生きる既婚30代、一児の母の日記。

【エッセイ】耐えるのが当たり前。耐えたその先に幸せがやってくる?

こんばんは、セルフキャリアコーディネーターのはるはちまきです。(???)

人として善く、心豊かに生きていくこと、

世の中の変化についていける人間になることが私の目標です。

 

今回は、これを達成するべく、「普遍的に」能力を発揮できる人を目指していた私が、

幸か不幸かブラック企業で培ってきたメンタリティが、

色々極端で中身が薄く無茶苦茶なものばかりで面白いので、

現在のホワイト企業で培ってきたメンタリティとを比較しながら、

記事にしていきたいと思います。

 

 

若いうちの苦労は勝手でもしろ!

持ってるものや人に頼りきって苦手なことから逃げていたらダメになる!

自分一人で生きていける能力が備わっている人でないといけない!

 

みなさん、こういう精神論とか昭和の向上心みたいなのって、

一度は聞いたことありますかね? 誰がどんな意図で語ったか知らないけど、

昔の私はまんまこういう価値観を鵜呑みにするのが仕事することだと思っていて、

目的もなくしんどい状況に飛び込みがちな性格でした。

【エッセイ】一番苦しんだ人が一番幸せになれる? - はるなつあきふゆ参照)

 

なんでこんな考えに至ったかというと、

自分の弱音に対して批判的な私の性格と、

苦しいところに飛び込めという人々の教え、

そして、1社目の企業がマルチプレーヤーの少数精鋭で運営をし

最小の人件費で最大のパフォーマンスを発揮する、

という考え方だったからかもしれません。

 

こんな企業でも、手の抜きどころや優先順位を理解して、上手に

働いている人もいましたが、私は会社の価値観を鵜呑みにしていたので、

しんどいのは自分だけじゃない、サボるのは許さないみたいな

同調圧力の中で仕事するのに慣れてたんです。怖いね。 

 

 やがてキャリアを見直すタイミングが来た時、

営業こそ自分がこの先最も必要とするスキルなんじゃないかと思い、

2社目で営業畑へ進みます。

そして、冒頭の価値観のまま、人に頼まずなんでも自分でやってしまい、

ノルマ達成に向けてゴール設定も曖昧なまま、猪突猛進していました。

 

マニュアル通りに電話をかけて、数打って取りこぼしなく契約を取る、

という馬鹿の一つ覚えで誰でもできる仕事で、

ひたすら自分の数字を追いかけるために早足で進み続けて、

何をどこまですべきかもわからないまま、モラルに欠ける営業活動で

様々なトラブルを抱えながら、日々がむしゃらに働きました。

 

正直めちゃくちゃしんどくてしょっちゅうお腹おかしいし、

慣れない一人暮らしも始めて、精神的にも辛かった。

でも、仕事が辛いのは当たり前だからと、頑なに耐えてました。

慣れてからは成績優秀な方で、経済的にも安定していたものの、

割りに合わない感覚を持ちながら、3年半くらい勤めたある日、

もうずっと自分をごまかして我慢してきたのが大爆発。

何がおかしいのかわからないけどおかしい。たぶん、私はこのままだとダメになる。

うまく言葉にできないけど、不調な心身に危機感があって、

仕事や職場の人は好きだし悩んだけど、退職を決意しました。

 

退職後は、少し休んだ後、特別な期待を抱えて入ったわけではありませんが、

たまたまご縁があった会社にお世話になることになり、今に至ります。

蓋を開けてみるととてもホワイトカラーで驚き!

 

目標設定も目指すキャリアも自分の頭で考えて主張させてくれて、

戦略を練って営業活動に取り組んで、上司が自分の損得関係なく指導してくれて、

社内外から講師を招いたセミナーや勉強会に参加できて、

社内にいる人はいつもわきあいあいとして笑ってる!?

どうしたら働きやすいか、よりパフォーマンスを発揮できるか、

どうしたらみんなが楽しいか、成長できるか、いつも考えながら仕事している…

 

人と関わるほどに自分の価値観が根幹から見直されて、

様々な選択肢とチャンスに気づけるようになって、本当に良かったと思います。

 

今の会社の社風や社員のみんなと話したり、ビジネス系の本を読んだり、

産休に入ってYoutubeでビジネス系の動画をみながらゆっくり自分を振り返ると

完全に矛盾だらけで迷走して、えげつない考え方してたなって思うのです。

 

耐えたから幸せになるんじゃなくて、幸せになる努力をするから幸せになれる。

 

自分が今いる地点とゴールの場所を理解して、

どのように道を組み立てて、何が必要で、どのように足を運ぶか、

がむしゃらじゃなくて、きちんと工程を細分化して、選択する。

 

そのためには、自己研鑽も創意工夫もすごく大事なんです。

正直まだまだ何をしたらいいのかわからないので、

暇な時間になってしまう怖かったり、利益を生み出せない仕事が怖いと思います。

だから、自分のやるべき範囲を超えて仕事してしまうこともあります。

でも、生産性を上げるための仕事、スムーズに仕事を進めるための根回し、

本来私がこなすべき仕事ってもっとたくさんある。

 

こなすべき仕事と同じくらい、私は直すべき価値観とか、

仕事の取り組む順序がダメダメだと思うので、

産休開けた時には、一つ一つ確実に取り組んでより成長できるように、

働き方や価値観を組み直していきたいな、と思います。

 

人として善く、心豊かに生きていくこと、

世の中の変化についていける人間になることが私の目標です。

幸せになるために、この目標を達成するプロセスを

しっかり築いていく努力をしていきたいと思います。

 

お読みいただきありがとうございました!